作品番号:LH-9-1

いろは歌

いろは歌

沢村澄子

2022年

墨、紙

H180cm×W432cm

18F レセプション / LUXURY HOTEL

audioaudio
地上界の喧騒から遥かに離れ、粛然としたフロア。そこに設置される作品は、「ガラスの向こうの天や空と呼応して一体となり、宇宙の運行に沿うて無限の気を孕み、目前の人々を大きく包むようなものにしたかった」と語る沢村澄子氏。大作「いろは歌」は、涅槃経の教え「諸行無常、是生滅法、生滅滅己、寂滅為楽」が詠まれているともいわれ、無常観を説きながらも、その先にある大光を指し示す。

ARTIST

沢村澄子

沢村澄子

1962年大阪生まれ。新潟大学教育学部特設書道科在学中より個展を中心に作品を発表、その数はこれまで100回を超える。国内外でのワークショップやパフォーマンス、他ジャンルとのコラボレーション、グループ展などにも積極的に参加。展示は床の間やギャラリー、美術館を飛び出し、インスタレーションとして建築や空間に呼応しながら野外にも広がる。書を「書くこと」と定義し、「描かないこと」で自作と絵画を分別する。第29回宮沢賢治賞奨励賞(2019年)、第73回芸術選奨文部科学大臣賞(2023年)。

https://sawamura-sumiko.work/

沢村澄子の他展示作品

ART GALLERY LH-9-1