花曲

花曲

荒木経惟

1997/2023年

RPプロクリスタルプリント

H68cm×W101.6cm

45-47F PENTHOUSE 客室 / LUXURY HOTEL

日本を代表する写真家・荒木経惟氏のアイコニックな被写体である花をとらえた「花曲」シリーズより。切り花をアレンジすることは、短い時間であっても、自然に息づいていた姿をリバイバルさせること。荒木氏にとって朽ちていくその花を被写体とすることは、儚さの美を永遠にすること。本シリーズに、荒木氏はこう言い残している。「花は死に近づくとより生き生きとしてくる。枯れる直前が一番きれいだ。近づいて性霊に酔い花曲を聴く。」

ARTIST

荒木経惟© Nobuyoshi Araki 撮影:野村佐紀子 提供:タカ・イシイギャラリー

荒木経惟

1940年東京生まれ。妖艶な花々、緊縛ヌード、空景、食事、東京の街、飼い猫、様々な被写体からエロスとタナトスが強く漂う独特の写真世界を確立し、日本を代表する写真家として国内外で高い評価を受ける。「Tokyo Comedy」(1997年、ウィーン・セセション)をはじめ国内外で多数の個展を開催。1990年日本写真協会・年度賞、2008年オーストリア科学・芸術勲章、2012年第54回毎日芸術賞・特別賞、2012年第6回安吾賞を受賞。

ART GALLERY LH-4-3