作品番号:LH-4-12
Jardin01
山本糾
2002/2023年
インクジェットプリント
H99cm×W124cm
45-47F PENTHOUSE 客室 / LUXURY HOTEL
皇居の濠を撮影したシリーズ「Jardin」より、本作は同モチーフを8×10の大判ポラロイドカメラで撮影した。山本糾氏の捉えた東京の「中心」は、ロラン・バルトの著書『表徴の帝国』に記されたように、木々の連なりや濃厚な緑、濠に湛えられた水と、その先にある日本の象徴的な空間を提示している。
ARTIST

山本糾
1950年香川生まれ、写真家。宇宙の理により様々に形を変える地球上に在る水を主な被写体とし、レンズによって取り込まれ暗箱の中で縮減され模型として定着される「写真」を探究する。主な展覧会に個展「光・水・電気」(2012年、豊田市美術館)、個展「落下する水」(2010年、国際芸術センター青森)、「写真の過去と現在」(1990年、東京国立近代美術館/京都国立近代美術館)など。東京都写真美術館をはじめ国内外の美術館に作品がコレクションされている。