新宿ミラノ座

新宿ミラノ座

羽永光利

1961/2023年

ゼラチンシルバープリント

H106.8cm×W101.2cm(イメージサイズ)

45-47F PENTHOUSE 客室 / LUXURY HOTEL

1960-70年代、後に大成する才ある若い芸術家が多く居住していたJR中央線沿線。新宿はその文化的な中心地で、当時、阿佐ヶ谷在住でフォト・ジャーナリストであった羽永光利氏は、常に舞踏やアングラ演劇、前衛芸術の関係者と寝食を共にして、至近距離で彼らを記録し続けた。羽永氏による「新宿ミラノ座」からは、如何に羽永氏が新宿の町や路上に介入し人々に寄り添っていたのか、その親密さがうかがえる。

ARTIST

羽永光利

羽永光利

1933年東京生まれ。60年代よりフリーのカメラマンとして『アサヒグラフ』などで写真と記事を掲載。弱者や市井の人々の視点から、舞踏や小劇場、前衛芸術家のハプニング、更には公害、学生運動、コミューン活動などの多岐に渡る現場に介入し至近距離で一貫して供走し記録し続け、遺されたカットは10万点以上。99年の逝去後は国内外での展示の機会が増え、2017年に1000ページの作品集『羽永光利 一〇〇〇』を刊行。再評価の機運が高まっている。

ART GALLERY LH-4-8